電池評価に関してはセルになっているもの、もしくは製品に関してcole-cole plotによる電池の評価の受託を行っている。また磁性材料に関してはVSMによる保磁力や飽和磁化についても評価して報告している。
実際に内部抵抗を解析する際には正極の電荷移動抵抗なのか? 負極のものか、更には電解液に起因する抵抗なのか?をcole-cole plotのフィティングから推測して報告します。Ni電池とLiイオン電池では抵抗が変わり、Liイオン電池の方が抵抗は高く、したがって発熱する量も多いということが分かっています。当社には簡易な充放電装置が一台しかなく、充放電特性は評価できません。本来であれば充放電装置を用いてCレートを変えて評価することや、パルス電流を用いて評価して、トータル的に解析することが必要です。ですので、当社が出来ることは品質管理的な意味での評価という位置づけで考えて頂けると有難いです。
外部の会社と協力して、基本的には直流磁界での評価VSMを用いたものとなります。交流磁界の場合、周波数帯域により評価装置は異なり、評価方法も異なるため、難しいものとなります。ですので、当社としてはVSMを用いた飽和磁化や残留磁化、保磁力等を評価して報告するものとなります。
モデル1
モデル2
誤差精度5%以内でフィティングが成功。以後、この等価回路を基準にデータ解析を実施